お金を稼ぐために信念を曲げますか?

From:石川 一樹

「生活のために…やるしかないか。」

あなたが副業をしていたり、何かしら自分で仕事を取っている人なら、
一度はこんな風に思ったことがあるんじゃないでしょうか。

「それって間違ってるんじゃないの…?」
「倫理的にやってもいいのかな…?」

そう感じながらも、生活のために、目標のために、やりたくない仕事も引き受けたり、
付き合いたくもない人と付き合ったり…。

特に、ビジネスを始めたばかりの頃って、仕事は喉から手が出るほど欲しいものですよね。

「本音を押し殺してでも稼がなきゃ」

という誘惑にかられるのは、ある意味当然のことだと思います。

実際、私もそうでした。

起業したての頃「これって本当にやっていいの?」って思いながら、
やりたくない仕事を受けたことがあります。

でもこういう仕事って、終わった後に心が擦り減るというか、信念をグチャグチャにされたというか、、、

魂をどこかに置いてきたような、虚無感に襲われる。

「私が目指していたのってコレだっけ?」という感じ。

もしあなたが、仕事のために、生活のために信念を曲げないといけないと感じたことがあるなら…。

今からお話しすることが、少しでも心に刺さったら嬉しいです。

目次

信念を突き通すために2000億円を捨てた企業

健康志向を掲げている、アメリカのドラッグストアのチェーン店「CSV」。

飲み物とかお菓子、タバコなどがある、ちょっとしたコンビニのようなお店です。

2014年、CSVは大きな選択を迫られていました。

「健康志向なのに、お店にタバコを置いてるのってどうなの?」

ブランドの理念と、店舗の実態が、完全に矛盾していたんです。

ただ売上だけ見てみると、タバコだけで年間20億ドル、当時の日本円にして約2000億円。

あなたがCSVのオーナーだったら、理念を守るか、売上を守るか、どうしますか?

なんとCSVは、健康を軸にした理念を守るため、タバコの取り扱いを全廃。

当然、社内でもかなり多くの反対意見があったそうです。

でも結果的に、、、

売上は前年比で10%もアップしたんです。

しかも、CSVの信念に共感した優秀な人材がバンバン入社してくれた、とのこと。

目先の利益2000億円を捨てて、信念を貫いたら、それ以上のリターンが返ってきたということです。

これ、めちゃくちゃかっこよくないですか?(笑)

「信念」を貫いた起業家は世界を変えてきた

DeNA創業者の南場智子さんは、あの世界的なコンサルティング会社、マッキンゼーのエリートキャリアを、
バッサリ捨てました。

「女性でも、ネットビジネスでも、世の中を動かせるはず。」

誰もがまだピンときていなかった頃から、“モバイル×エンタメ”の未来を信じて突き進みました。

創業期には株価が大暴落したり、経営が厳しかった時期もありましたが、
信念を貫いてDeNAを年商3,000億円を超える企業にまで育て上げたんです。

人材業界のパイオニアである、篠原欣子さんもすごい。

1970年代、「女性が結婚したら家庭に入るのが当たり前」って言われていた時代に、
「女性にもっと働く選択肢を」と、人材派遣業を立ち上げました。

当時は制度も整ってなくて「それ、違法じゃないの?」って言われるくらい、世間の目も冷たかった。

でも彼女はその信念を曲げなかったんです。

そして今、パーソルグループは売上1兆円を超える世界5位の人材企業にまでなっています。

そしてもう1人。

“メルカリ”を生んだ山田進太郎さんも、まさに信念の人。

当時の日本では、「中古品を売り買いするなんて…」って空気が強かった中、
「スマホで完結するC2Cフリマアプリ」という、前代未聞の構想を信じてリリース。

でもその“使いやすさ”と“スマホ完結UX”にとことんこだわった結果、、、

アプリは爆伸びして、たった18ヶ月で1,000万DL。

メルカリは、日本初のユニコーン企業へ。

今ではアメリカでも毎月1億点以上の商品が流通してるらしいです。

信念を貫いた人だけが、 “空気”とか“常識”とか“限界”とか、そんな見えない壁をぶち破ってきたんですよね。

そして彼らが見せてくれた背中は、「自分の信じるものに、もっと正直に生きていい」って、
私たちに教えてくれてる気がします。

あなたのその信念も、きっと誰かの未来を変えるかもしれません。

– 石川一樹

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この記事を書いた人

WEBマーケッター/コピーライター。法人5期目。2024年に第一子を授かった新米パパ。WEB広告業並びにセールスライティング業の傍ら、東京都で飲食店を1店舗経営。実践を通してマーケティングの本質から即戦力になるスキルを教えています。

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